RADクラス(ロイヤル アカデミー オブ ダンス)
ロイヤル アカデミー オブ ダンスは、イギリスのロンドンに本部を置く、バレエ教育機関です。
「いい生徒を育てるためにはいい教師を」という概念のもとに設立された機関であり、常に生徒の身体に無理のない訓練、音楽性の向上などを研究し、そのメソッドはアップデートされ続けています。
そのシステムは、グレードとヴォケーショナルのふたつに大きく分けられます。
また、試験制度があり、昇級していくのも特徴のひとつです。(当教室では毎年5月頃に試験があります)
グレードクラス(Graded Examination)
試験制度により昇級していくシステムであり、クラシックバレエの基礎を段階的に習得するには、最適の方法です。解剖学的にも、成長段階の子供たちの身体に悪影響がないよう、考えて作られた内容です。
シラバスは、クラシックバレエの技術、音楽性、表現力が無理なく自然に習得できるように組まれており、フリームーヴメント(モダンダンスの要素)や、キャラクターダンス(民族舞踊)のセクションもあります。 (注:キャラクターセクションは、グレード1から登場します。)
2021年5月時点で現在受講可能なクラス
(今後募集状況、生徒さんの年齢や実力などによって、他のクラス
が開設される可能性もあります。)
・Pre-Primary
- グレード2
- グレード 6
年齢の目安
: Pre-Primary 未就学児から
:グレード1、2 小学校低学年以上(親子や大人も受講可能)
:グレード6 中学生以上(親子や大人も受講可能)
※ 試験時に最低年齢は設定されていますが、上限はございません。
どのグレードから始めることも可能ですが、各グレードの内容は、階段を上がるように、ゆっくりビルドアップされているため、理想的には順番を追って受講した方が効果的です。
また、上記の年齢は各グレードを学び始める年齢であり、試験時の年齢とは限りません。
大人の方でも、「基礎から勉強したい」「キャラクター(民族舞踊をやってみたい」という方にお勧めです。親子で受講されている生徒さんもいらっしゃいます。
バレエの経験は長いけれど、今までなんとなく続けてきてしまった、きちんとしたメソッドで学びたい、という大人の方にもお勧めです。
ヴォケーショナルクラス (Vocational Examination)
グレードと同じく、試験制度がありますが、こちらはもっと専門的で、技術的にも高度なものです。
教師を目指す方は合格していなくてはいけない試験もあります。
試験の点数によっては、国際コンクールの出場資格を与えられ、ダンサーとしての将来へつながるチャンスにもなります。(Genee Award: ローザンヌ国際バレエコンクールと同レベルのコンクールであり、歴代のメダリストには、ロイヤルバレエ団のリアン・ベンジャミンやスティーブン・マクレーなどがいます。)
ポアント(トウシューズ)のセクションもあります。若い生徒さんにとっては、このクラスを始めるということが、ポアントを始める時期ということになります。
2021年5月時点で受講可能なクラスは、
- Intermediate
- Advanced 1
- Advanced2
があります。(上から下に向かって、高度になっていきます。)
※年齢の目安:小学校高学年以上よりIntermediate Foundationをスタート することができます。
試験時に最低年齢が設定されておりますが、上限はございま
せん。ただし、上のグレードに進むには、その前の試験に合
格している必要があります。
大人の方でも、経験に応じて受講可能です。(クラスは講師にご相談ください)
Graded Examination, Vocation Examinationのどちらも、イギリスや香港では、学校の単位として認可されております。
バレエ インテルでは、どちらのクラスも、どのクラスに所属するか、また受験するかなどに関しましては、生徒さん、保護者の方と相談の上、教師が案内いたします。
また、グレード、ヴォケーショナルを両方受講することも可能です。 (例:G4とIntermediate Foundationなど)
レパートリークラス(Discovering Repertoire)
2017年からトライアルが始まった大人向けの試験制度です。(中学生以上受講可能)
2018年から正式に試験がスタートいたします。バレエインテルでは、2017年のトライアルから参加しています。
レベルは1から4に分かれ、バーレッスン・センターレッスンを経て、作品を踊るために学ぶことができます。
作品は「ジゼル」や「コッペリア」などからの抜粋です。
海外のバレエスクールでは必ずレパートリーの授業があり、作品を学ぶ貴重な機会となっています。